アニサキスが寄生している魚の種類とその対策

アニサキスが寄生する魚は
都内で発生した食中毒のおよそ2割近くが、アニサキスが原因だと調査が発表され話題となりました。食中毒になるのは、アニサキスに寄生された鯖などの魚を加熱しないで食べたことが原因です。アニサキスが寄生している魚としては、鯖が有名ですが、鯖以外にもたくさんの種類の魚に寄生していることはあまり知られていません。鮭やスケトウダラ、ニシンといった寒い地方で水揚げされる魚やヒラメや真鯛、メジナなど日本全国のどこでも捕れる魚にも寄生していることがあります。鯵やシシャモなどの小さな魚の内蔵からも、幼虫が見つかったことがありますので、油断できません。ただし、エビやカニなどの甲殻類や養殖で育てられたサーモンやハマチなどの養殖もので、幼虫が見つかったことはありませんので、エビやキングサーモンなどは、生で食べても大丈夫です。

安全な食べ方
アニサキスが寄生している可能性のある魚を食べる場合には、加熱するのが最も安全です。約70度になると、幼虫や卵は死ぬので、ふつうに焼いたり、煮たりするなどの調理を行えば問題ありません。また、刺し身として食べる場合でも、包丁で切るときに注意深く卵や幼虫を取り除くことにより、食中毒の心配をせず、美味しく食べることができます。刺し身用としてスーパーで販売されている切り身を、家庭で調理する場合、まず最初にパッケージを確認して、養殖か天然ものかを確認します。もし、天然ものだとわかった場合は、切り分けるときに寄生虫の卵や幼虫がいないかを注意深くチェックするようにしましょう。幼虫は1cmから2cmの大きさなので、注意していればすぐに気付くはずです。

ブラックタイガーは安心して食べられる
ブラックタイガーを卸売の出すには、アニサキスをはじめとした寄生虫の心配がないので、特に注意すべきことはありません。「ブラックタイガーの仕入れに役立つ基礎知識!下処理法とレシピも」ぜひ読むと良いでしょう。もともと、ブラックタイガーをはじめとした甲殻類は、寄生虫が少ないためです。また、国内で出回っているブラックタイガーのほとんどが、インドネシアやベトナムなどの東南アジア諸国で養殖されたものです。そのため、安全な飼料を食べて育っているので、寄生虫が入り込むスキがありません。天然もののほうが、養殖よりも価値があると思い込んでいる人もいますが、実際には養殖もののほうが身が多く、脂も乗っているので美味しいなどのメリットがあります。これに加えて、寄生虫の心配もないのですから、養殖もののほうが優れているという見方もできます。